更新日:2021/12/14
【第72号メッセージ執筆者】 小林 久仁子 氏(第8期生)
第8期生髙橋尚夫氏からのバトンパスです!
宮城県柴田町から全国の同窓生の皆様へ
「 老 」
「あんだあ~ちょぺっとでいいがら,ご飯も少しけらいん」・・・私が勤務する老人介護施設の八十七歳のばあちゃんの一声です。ここに暮らすばあちゃんじいちゃん達は認知症ではあるけれど・・・小さくて細くて車イス生活をしているわりには元気いっぱいです。日々の仕事に疲れきっていると「ちょっとあんだあ~」と声をかけられ呼ばれます。「ハイッ」とシャキッと背筋が伸びます。コロナなんぞはなんのその,私を求めています。私もそれに答えています。家族との面会もできず,毎日変化のない日常生活を愚痴も言わずにばあちゃん達は淡々と過ごしています。「ど~もね」の笑顔にいやされます。一緒に長く過ごしているせいか,年でしょうか,風貌でしょうか,最近よく利用者にまちがわれます。フフッ,兄弟みたいでいいじゃありませんか。明けない夜はない,やまない雨はないのです。ワクチンと治療薬にもめどがたってきたようですもの。も少し,もう少しだけみんなと頑張ってみようと思います。「ねっばあちゃん」
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