更新日:2022/08/23
【第143号メッセージ執筆者】 佐藤 望 氏(第11期生)
宮城県仙台市から全国の同窓生の皆様へ
「 継 」
2018年、オリンピック・パラリンピックムーブメント事業の一環で、当時勤めていた視覚支援学校の生徒を連れて仙台大学を訪問した。宮城県在住にもかかわらず大学構内に入ったのは卒業以来約40年ぶり。大学ではリオオリンピック柔道女子監督をされた南條先生からオリンピックの話をしていただいたり、体操場で様々な器具に触れさせてもらったり、学生・卒業生が参加したオリンピックやアジア大会等の関連グッズやメダル等を見せてもらい、生徒にはとても有意義な、私には後輩たちの活躍がとても誇らしい1日になった。
全ての建物・設備が新しくなって40年前の大学のイメージはなく、若干の寂しさは感じたがそれでいいと思った。我々の時代は終わるけれど、次の世代の若者達が我々の運んできたバトンを持ってしっかり走ってくれる…そう感じさせてくれる1日になった。新しい建物に混じって唯一、第一体育館だけが当時のままのボロボロの姿を残していた。まるで「俺もまだ頑張っているから、お前も頑張れよ!」と言われているようだった。
あれから4年。私は教員を退職したけれど、今は障がい者スポーツのボランティアとして老体に鞭打っている。第一体育館には負けるわけにはいかない。もう少し、大学で学んだことを活かして社会に貢献しながら、後輩の活躍を見守っていきたいと思う。
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