今だからこそ、全国とつながる!SCリレー・メッセージ

コロナ禍に負けない「今だからこそ,全国とつながる!SC(セレクト&コメント)リレー・メッセージ」第19弾

更新日:2021/04/28

【第19号メッセージ執筆者】 須藤 典秀 氏 ( 第1期生 )

第1期生松下邦雄氏からのバトンパスです!神奈川県伊勢原市から全国の同窓生の皆さんへ!

 

「 門 」

 「門」とは,一日のうちで門を通過する回数は何回あるだろうか。家,事務所,施設用建物,商店等,多数の建築物に必ずといっていい程にある。「門」を出る時は「行ってきます」帰ってきたときは「只今」と挨拶と同じような声を出す。何かの行動をする為に移動する時に必ずと云ってもいい程,通過する場所である。建物の一部と思って生活の中であまり意識をせずに通過してしまうが,しかし,人生において,出た門に必ず帰って来れると云う保障はない。帰って来れるかどうかは,その人の行動の良し悪しによるところが大きいと思う。
自分は今,定年退職して二十年になりますが,現在は地元の小学校の校務整備員の仕事をしている。二日に一度の,一日おきの務めですが,出勤の日は,朝正門を開けて子供達を見送っている。子供達の行動は予想も付かないことをするもので,注意をすべき時に一瞬でも遅れると大変な事故に繋がってしまう。下校時に必ずと云っていい程,何人か,何組かの子供達が校舎の昇降口から追い掛けっこしながら門に向かって走ってくる。この時に一声掛けて注意を促すと,おとなしく歩いて門を通過するが,自分の思いで「まあいいか」と判断し注意の声を怠ると子供達はそのままの勢いで門を通過し,門のところで曲がり切れず車道に飛び出してしまう。門の前は主要道路になっており車の通行量が多い所である。子供が飛び出してきたときは,車の方が驚いて急ブレーキをかける。車同士の事故に繋がることも起きる。急ブレーキの音はすごいもので,周りの子供達もびっくりして声も張り上げる。自分が担当してから今日まで事故は起きていないが,声を掛けることは非常に大事な行動である。後悔先に立たずである。門の内外での事故はその場にいた者の責任である。学校の子供達を事故から守ってくれるところであるし,又不審者からも守ってくれる場所でもある。不審者が入れないように設置していると思う。安全を守る設備と思う。いつまでも楽しく笑顔で通れることを心掛け行動することが,門に対する感謝のあらわれと思います。
後輩の皆様方には,なにげなく毎日の行動をしていると思いますが,子供の事故が門の内外で起こらないように気を付けてほしいと思います。

 

<事務局から感謝を込めて>

 このメッセージには,何故か心を鷲掴みにされた。私は,平日のある日,どうにもこうにも,このメッセージが浮かんでくるので,一日の門を通過する回数を数えてみた。結果は18回通過していて,心の引っ掛かりだけは取れた。ただ,筆者の必ず通過するが,出た門に必ず戻れる保証はないというフレーズは誰の心にも残ってしまう。私自身,何気なく笑顔で家族に送り出されることが日常となり,感謝を忘れてしまっていることに気付く。「行ってらっしゃい」の言葉にも,まともに返答しない時もある。ひどいものだと自身の生活を振り返る。今回のメッセージは,あまりにも私自身に響きすぎる。
今を生きている私たちには,これから先の人生が安泰だということは誰にも保障されていない。今のコロナ禍の時代,できることならば「安心・安全」のアプリがあれば欲しいものだと痛切に思う。人は繋がることで安心を感じる。このリレー・メッセージも「コロナ禍に負けない」を強く打ち出している。同窓会事務局に続々と寄せられるこのメッセージが全国の同窓生たちの「安心・安全のアプリ」になることを祈りたい。

 

 

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