更新日:2021/07/09
【第29号メッセージ執筆者】 小川 芳登 氏(第14期生令和2年度広島支部事務局長)
「 未 」
このリレー・メッセージの依頼を頂戴して漢字一文字を何にしようかと色々と考えてみなしたが,なかなか今の自分にピッタリと当てはまる文字が見つかりませんでした。
日本では今現在,コロナウイルス感染拡大の第四波が全国的に広がり,今年も自粛規制のなかでのゴールデンウィークを迎えようとしています。ワクチン接種に期待をかけ,オリンピック参加を目指すアスリートたちの奮闘や,大坂選手や松山選手などの活躍,地元広島では言うまでもなくカープの活躍に勇気や感動をもらいつつ毎日を過ごしていますが,還暦を目前にして自分には何ができるのかと自問せざるを得ません。これまでの六十年間で自分は何ができるようになり,何を人々に与えることができたのかを考える時,答えはなかなか見つかりません。
あと何年生きられるかわかりませんが,未来の自分に希望をのこすためにも自分はいまだ完成していないと,そしてこれからもまだつかめない何かに向かって進んでいける自分でいたいと思い「未」を今の自分を表す漢字としたいと思います。
<事務局から感謝を込めて>
ひとつの区切りとしての還暦。還暦の捉え方は,百人百様。
がむしゃらに社会人となり駆け抜けてきた後の世界。いずれ迎えるであろう還暦を目の前にして,同様に心を使う方は多くいるのではないでしょうか。還暦が分岐点となるのか。通過点なのか。もう既に還暦後の道筋が見えているのか,全く見えていないのか等々。個々の状況により全く異なる状況が生まれてくる。今という瞬間の繰り返しが続く。今日の次には明日が来る。60年間という人生を歩み続けてきた個々人には,明るい明日が来ることは必然である。
筆者は自身を未完成であるという。まだまだ何かに向かって進んでいける自分でいるんだと還暦を迎えた後の人生に自分自身の在り方を重ねている。未知の世界・未知の領域と未来に待ち受ける世界はいかなるものなのか。
色々と考えを巡らせば巡らすほど,心の持ちようが大切になる。どうなるか分からないことへワクワク感・ドキドキ感をもって明るい人生が開けていくことを信じて,自身の大切な心身を最高の人生の歩み方に丁寧に使っていきたいものだと強く思う。深く考えさせられるメッセージである。
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