更新日:2022/04/20
【第108号メッセージ執筆者】 舛田 純一 氏(第9期生)
埼玉県比企郡から全国の同窓生の皆様へ
「 継 」
18歳で初めて札幌の親もとから離れ、不安と期待を胸に、仙台大学の門をくぐったことが、今も鮮明に思い出される。
恩師や先輩、仲間と出会い、新鮮なスポーツスキルを教えて頂き、青春や競技を披露して後輩にたくし、社会人の道と進みました。
あれからは半世紀の歳月が流れましたが、学生現場では今も先人達からの精神が引き継がれ、発展と躍進をし続けています。また、新しい学問の扉が開かれ、研究も進み同窓生は各分野でエキスパートや指導者として活躍している昨今、母校を誇りに思う。
さて、後輩達の皆さんに伝えたいことがあります。私は、人生を例えるとしたなら「駅伝」に似ていると思うのです。襷を受け取った君達は、前区間走者(先人)に感謝しつつ、自分の選んだ区間(学生生活)を遺憾なく存分に発揮し、駆け抜けて次世代に襷を渡すのです。
そこには、登り坂や向かい風が容赦なく襲いかかって来まることでしょうが、臆することは全くありません。
沿道側からは温かい声援が贈られ、君達を勇気づけてくれます。そして次世代で待っている次走者に襷を継ぐのです。
学生時代の苦しい経験や過程は、全てが糧となって自分の将来、自分の歴史に継がって行くトレーニングなのです。
最後になますが、スポーツと命は密接な関係にあります。君の命は先祖から来ました。その命を受け継ぎ、今度は君達が力強く生きて行く番です。新しい次世代の命を引き継いでスポーツの素晴らしさを伝えて行く使命が待っているのです。
さあ~汗を流しなさい。練習を継続しなさい。時を超えなさい。
人生を大切にしようとする心が後から付いて来る。だって君達は仙台大生なのだから……
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