更新日:2022/07/11
【第122号メッセージ執筆者】 熊谷 良 氏(第10期生)
宮城県登米市から全国の同窓生の皆様へ
「 縁 」
学生時代から現在までを思い返してみると・・・・・・。不思議と大学の同窓生との「縁」があったと感じています。
縁あって仙台大学に入学、出身中学校での教育実習の担当教官は大学の先輩。卒業後2年間の講師経験を経て宮城県の教員に採用。その採用試験の時には成功率の高くなかった鉄棒の技が課題演技でした。たまたま同じグループで受験していた体操部の先輩から、タイミングや手首の使い方のコツを教えられたおかげできれいに成功。それもあって合格したのではと思っています。
中学校体育で受験も養護学校(現:支援学校)が初任校。何の知識も無く不安と緊張の中で赴任すると大学の部活の先輩がいたのです。なんと心強く感じたことか。管理職として迎えた退職年度では養護教諭の欠員補充として配属された講師が仙台大新卒の方など退職までの36年間に学校関係9校、派遣社会教育主事として1地教委に勤務し、赴任先でも不思議と同窓生の方々との出会いがあり、「縁」が生まれました。
「縁」と言えば仙台大学の卒業証書の縁はきれいに裁断されたものではなく、和紙をすいたままのボサボサの縁です。在学中に証書用の和紙を漉いている工房見学の際、白石和紙職人の「遠藤さん」が言った「縁は大切なものだから切らないのです」という言葉を今でも鮮明に覚えています。まさにその通りの教員生活でした。同窓生が近くにいるだけで何となく安心感が生まれる。いざという時には助けてくれるし頼りになりました。どこでどのような出会いが「縁」となるかわからないものです。
そして、このリレー・メッセージも正に「縁」です。同窓生に限らず多くの「縁」で支え合って社会が成り立っているもと思います。
教員を定年退職して5年目に突入。専業主夫に日々励んでいる昨今、これからも「縁」大切にしていきたいものです。
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