更新日:2022/07/25
【第130号メッセージ執筆者】 伊藤 時彦 氏(第11期生)
岩手県八幡平市から全国の同窓生の皆様へ
「 風 」
コーチとして関係を持った4人の若者が今年の北京オリンピックに出場した。
一人は金メダルと銀メダルを獲得、一人は団体で銅メダルを獲得した。あとの二人はオリンピック出場までは順調な風に乗りオリンピックには選抜されたが、残念ながらメダルには届かなかった。
しかし、メダルを取る、取らないにかかわらず私は小学生から現在に至るまでの彼らや関わってきた全ての選手の努力を見てきたし、良い風を送ってきたと思っている。そしてこれからも良い風を送り続けたいと思っている。
【風】・・・スキージャンプ競技をする者にとって自然条件で味方につけたいのは風である。もちろんそれは前からの風であるが、時には後ろから吹く風、横から吹く風の時にもスタートを切らなければならない時もある。
人生において私には今どんな風が吹いているのだろう。飛距離が伸びる前からの風だけ選んでいるわけにはいかず、ランディングバーンに打ち付けられるような後ろからの風が吹くこともある。順調だと思っていたら途中で横からの風が吹き計画が遠回りさせられることもある。世間一般には【追い風】のほうが嬉しいと思うが、私には飛距離の伸びる【逆風】が嬉しい風なのかなと思う。
仙台大学在学生、同窓生の皆さんに良い風が吹くことをお祈りします。
現在,全国の同窓生の皆さんへ原稿依頼しています。同窓会ホームページへの掲載は,順不同になることもあるかと思いますので,予めご了承下さい。
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