今だからこそ、全国とつながる!SCリレー・メッセージ

第200弾 「 粘 」

更新日:2022/12/22

【第200号メッセージ執筆者】  戸谷 弘幸 氏(第15期生)

第16期生松田隆幸氏からのバトンパスです!

埼玉県川口市から全国の同窓生の皆様へ

 

 

 私は仙台大学四年間在学中、体操競技部で活動した。当時、岡村輝一先生の指導の下、部の強化を図り始めた時機であった。全日本学生選手権二部校の「優勝」を大目標に猛練習の日々でもあった。

 

 昭和五十八年初夏のある日、昼の十二時に練習が始まった。選手たちの疲れや試技の失敗重なり練習が延々と続いた。岡村先生と我々学生との意地の張り合いでもあった。練習が終わったのが夜中の十二時だった。今、考えると指導する側も教わる側も、よくあんなに頑張り、耐え、粘ることができたと思う。

 

 その年の夏、仙台大学体操競技部史上初の二部校優勝を果たすことができた。諦めず最後まで「粘る」ことの大切さを体感した。そして、このことは生涯、私の生き方の基礎となった。大学での毎日の講義、昼練、本練、合宿所生活、そして一年次夏の海浜訓練と思い出は尽きない。還暦を過ぎ校長職を終えた今、仙台大学で学んで本当に良かったと、つくづく思うこの頃である。

 

 最後に我らが母校、仙台大学の益々のご発展を祈念申し上げます。

 

 

 

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