更新日:2023/02/22
【第212号メッセージ執筆者】 荒川 歩 氏(第16期生)
北海道苫小牧市から全国の同窓生の皆様へ
「自戒の念を込めて」
教員生活が残す所、一年余りとなった。
「凡事徹底」を胸に刻み、挑戦し続けてゴールを目指したい。
一「笑顔あふれる学校・可能性を広げる教育環境」
笑顔あふれる学校とは、豊かな人間関係や思いやりの心にあふれる学校である。安心・安全な学校、希望に満ちあふれた学校、全ての大人と全ての生徒がにこやかに語り合える学校である。
そのために、教育委員会等の関係諸機関との連携を十分に図りながら、子供たちを支えるあらゆる環境の充実が図れるよう努力する。
二「夢を語れる生徒」
全ての生徒には心に秘めた夢がある。全ての生徒は自分の夢の実現のために、少しずつ努力を始めている。少しだけ家庭の中で話をした生徒もいるし、しっかりと教師に語った生徒もいる。その夢の実現に向け頑張っている。学校は、生徒の夢と真正面から向き合っているからこそ、生徒の高まりや成長がわかる。全ての生徒が夢を堂々と語り、夢の実現のために精一杯努力できる場が学校である。
そのために、学校において多用な教育内容・活動を準備し、様々な体験ができる機会をつくる。意図的・計画的な指導の充実により、全ての体験を、成功体験・失敗体験ともに意味のある体験とし、成就感を味合わせる。学校という集団生活の中で、全ての生徒がしっかりと夢を語り合い、夢の実現を目指して切磋琢磨し合う学校を目指す。
三「魅力あふれる教員」
魅力あふれる教員とは、教育に対する使命感あふれる教員である。生徒への愛情あふれる教員、生徒の輝く未来のために、心から支援できる教員である。
学校教育の成否は、教員の資質・能力や熱意に負うところが大きい。教員は、義務教育の仕上げを国民から託されている。
そのために、学習指導・生徒指導・進路指導をはじめとする教育指導に関する能力、社会状況の変化への対応力を併せもつ教員の育成・能力開発に努力する。
四「しなやかでたくましい校長」
「しなやかさ」とは、包容力と対応力である。「たくましさ」とは、確固とした信念に基づく判断力と誰をも引きつける表現力、誰よりも早く的確に社会情勢の変化に気付き、先を見通す力である。生徒たちのために何をすべきかを常に考え、必要であれば、変えるべきところは迷うことなく変革していく勇気と判断力を求め続けていく。
校長に必要とされる資質とは、学校が置かれている物的特性、構成する教職員の現況、保護者や地域の環境を見つめ、課題を把握し、生徒との触れ合いを大切にしつつ、その成長を的確に実感できる経営感覚である。
「しなやか」にものを見る目と、行動する心の柔軟さ、決断すべきときには自分の信念に従って果敢に行動する勇気と実行力を磨きたい。
学校を元気にするのは、紛れもなく校長である。
今後も仙台大学の益々の発展と学生諸君、同窓生の皆様の御健康、御多幸と御活躍を祈念いたします。
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