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第224弾 「紲(きずな)」

更新日:2023/08/16

【第224号メッセージ執筆者】  髙橋 亮 氏(第16期生)

北海道北見市から全国の同窓生の皆様へ

 

 


 仙台大学のイメージは個々によって違います。「仙」①山に住み、不老不死の術をきわめた人。A man who lived in the mountains and mastered the art of immortality. 「仙人」②その道をきわめた人。特にすぐれた人。会意文字(人+山)。「横から見た人」の象形と「山」の象形から「山に入って不老不死の術を修めた人」を意味する「仙」という漢字が成り立ちました。僊,篆文=(人)+("遷",远离),造字本义:远离世俗人烟
、修炼得道而具备魔法神力、可长生不老的人。篆文异体字=(人)+(山),表示其人隐居在远离红尘的拂云深山,明确生存的自然环境。「台」うてな。物見台。見はらしのよい高い建造物。 Watchtower. A tall building with a good view. "Lighthouse"②高く平らな土地。③物をのせたり、人が上がったりするもの。「草の芽生えの象形と高くて大きい門の上の高い建物の象形と矢が地面に突き刺さった象形(「至って(非常に)」の意味)」から「土台のしっかりした非常に高い建物」を意味する「臺」という漢字が成り立ちました。(「臺」は「台」の旧字(以前に使われていた字))です。「農具:すきの象形」と「口の象形」。大地にすきを入れてやわらかくする意味から「心がやわらぐ・よろこぶ」の意味を表します(「怡」の原字)。
 仙台大学の入学の高校3年生時に読んだ「教職課程」の雑誌の中に連続掲載されていた仙台大学「若井彌一」のお名前が鍵であった。そして「少数精鋭主義」という言葉である。
 きょういくには、「見えないものを見る眼を養う」ことが含まれる。「」という言葉は、おそらくは南方熊楠(1867年~1941年)の造語である。「萃」は、「あつまる・あつめる」の意。さまざまな物ごとの”ことわり”が通過し、交差する地点を意味します。「萃点」を押さえてそこから始めたら、物ごとの研究ははかどると熊楠はいっています。わたしにとっての望外の喜びは、わたしの母方の曾祖母「よしの」のお墓の場所を知り、船
岡の地でお参りできたことである。これこそが「紲」の原点であり、学びの基本であると考える次第である。


参考文献
唐澤太輔(2015)南方熊楠 日本人の可能性の極限,中公新書.

 

 

 

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