更新日:2022/09/21
【第153号メッセージ執筆者】 田口 禎一 氏(第12期生)
埼玉県さいたま市から全国の同窓生の皆様へ
「 得 」
在学生の皆さんへ
期待と希望を胸に仙台大学の正門をくぐったのが四十四年前。楽しい学生生活ではありましたが、いつもの日常を『失』ってしまいました。それは、今まで当たり前の様に親にしてもらっていた毎日の食事・洗濯等を自分がしなくてはならなくなった事。小さな事ですが、私にとっては大変な事でした。でも四年間自炊生活することで『得』る事も多々ありました。
巷では今の学生達を「コロナ世代」と称しているそうです。入学式や卒業式等が普通に行われなかったり、就職難であったりと、何事にも制限を受けて今までと違う日常を送らなければならなくなりました。なんて不幸なんだ・運が悪い・ついていない等ネガティブに考えがちですが、自分一人だけじゃない!全国に260万を超える大学生がいるそうで、その皆が同じなのです。対面授業ではなくリモートであったり、部活動も今までと違ったやり方になったり、そして友人との交流も。私の大学での思い出は授業・部活だけでなく、大学ならではの遠方から集まった友人との出会いでした。『失』ったものも多いかもしれませんが、新しいスタイルの日常で『得』るものもきっと多いはずです。
皆さんは、若くて将来も有望です。人生は長く、コロナの様に様々な事案が皆さんの壁になって来ます。そんな時何事にもポジティブに考え、自分に自信を持って乗り越えていって欲しいと思っています。それが出来るのが仙台大学生です。皆さんのこれからの活躍に期待しています。
現在,全国の同窓生の皆さんへ原稿依頼しています。同窓会ホームページへの掲載は,順不同になることもあるかと思いますので,予めご了承下さい。
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