更新日:2021/01/21
【第6号メッセージ執筆者】秋山 拓朗 氏(第8期生 令和2年度同窓会オホーツク支部長)
北海道北見市から全国の同窓生の皆さんへ!
「繋」(ケイ、つなが-り、か-かる、きずな)
令和2年1月、日本で初めて新型コロナウイルス感染者が確認され、一年余りが過ぎました。この間、ニュースやSNSで「新型コロナウイルス」の文字を目にしなかった日はありません。イベントの延期・中止、学校の閉鎖、外出自粛に出入国制限があり、リモートによる仕事や授業など私達の日常は一変しました。
そんな中で、歪んだ正義感と云われる「自粛警察」が現れ、また医療・介護従事者やその家族への容赦しない誹謗・中傷が頻発し、人間の負の感情が目立つのは残念と言うほかありません。
私は時々母校の様子が気になり、ネットで「仙台大学」と検索します。「ボートインカレ優勝」「体操の種目別床で2連覇」やプロ野球、JリーグでのOBの活躍は涙が出るほど嬉しくて堪りません。四十数年前に卒業し地元に戻った時、この地方にOBは数人足らずでしたが、今では40人を超え、民間企業や学校現場で活躍しおり、頼もしく誇りに思います。「同窓」を強く意識する瞬間です。
私がOB・在学生の皆さんに伝えたい漢字一文字は「繋」です。「手をつなぐ」「互いに協力して行動する」「長く続くこと」などの意味があるようです。
誰も経験のない「コロナ禍」で、特に在学生の皆さんは将来の自分が描けず不安を抱えていることでしょう。しかし、新型コロナは必ず終息します。今こそ友達や先輩・後輩、先生や監督・コーチとの繋がりを大切にし、周囲を思いやる心を忘れず「繋」で乗り越えましょう。
<事務局から感謝を込めて>
今だからこそ全国と繋がる!「繋」を強調戴くと共に、「同窓」を強く意識する。このことが同窓会の基盤をなすものであり、これらが無ければ何も始まらない。多くの同窓生たちが仙台大学学生・仙台大学附属明成高等学校の生徒たちの活躍を注視している。現役生から受けるエネルギーを借りて、自身の思い出も蘇る。「繋」「同窓」を意識するところに、生きる力が湧き出てくる。同窓会はそう在りたいものだと強く思う。