更新日:2021/03/18
【第14号メッセージ執筆者】 山本 玲 氏(第9期生 令和2年度宮城県仙南支部支部長)
宮城県柴田郡柴田町から全国の同窓生の皆さんへ!
「歩」
在校生への激励メッセージ
コロナ禍にある今,学生諸君は制限・自粛と大きな変化を余儀なくされ,厳しい状況下で不自由な生活を強いられています。皆さんが抱える不安の多くは「通常の授業ができない」「経済状況の悪化」「コミュニケーション不足」によるものと思います。それは理想と現実が大きく離れ,異例の大学生活に絶望感すら感じた人もいたと思います。
さて,「止」まることが「少」ないと書いて「歩」です。時に立ち止まって状況を確認し,いろいろなことを見直す機会とすることも必要ですが,こんな状況下だからこそ,ゆっくりと無理せず自分の歩幅で半歩,一歩と着実な歩みを進めたいものです。
学生諸君にはきびしい現状を踏まえつつ,お互いに知恵を出し合い,困難な状況下の仲間に手を差し伸べ,励まし合い,支え合い,この緊急事態をなんとか乗り越えることを心より切望します。
~厳しい冬は時とともに去る。朝の来ない夜はない。やまない雨はない。~
どうぞ皆さんご自愛ください。必ずコロナ禍は収束します。
頑張れ,負けるな! 誇れる後輩たちよ!
<事務局から感謝を込めて>
「止」まることが「少」ないと書いて「歩」。この感性に心を打たれ,「今」という時間に立ち止まる。「今」という時間は,と自身に問いかけると,どうしても10年前に遡る。東日本大震災から忘れられないフレーズ,「何気なく生きている私たちに与えられた『今』という時間は,生きたくても生きることのできなかった人たちが心から望んだ時間だということを忘れてはならない。」に行き着く。平成23年都市対抗野球開幕戦の選手宣誓の一部抜粋である。
また,話は飛躍してしまうが,「歩」と聞くと,どうしても将棋の歩が連想される。言うまでもなく将棋の歩も一歩一歩の歩みを積み重ねる。北島三郎の「歩」にも歌われている通り,「歩」のない将棋は負け将棋。世間「歩」がなきゃ成り立たぬ。「歩」には「歩成り」の意地があるというように,一歩一歩の地道な信念がいつか必ず花開く。多くの深い意味合いが込められた漢字一字である。
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