今だからこそ、全国とつながる!SCリレー・メッセージ

コロナ禍に負けない「今だからこそ,全国とつながる!SC(セレクト&コメント)リレー・メッセージ」第15弾

更新日:2021/04/09

【第15号メッセージ執筆者】 小林 直樹氏(第10期生 令和2年度新潟支部事務局長)

新潟県上越市から全国の同窓生の皆さんへ!

 

 

「視」

 私は純粋な田舎ものでした。仙台大学に進学するまでは,新潟の片田舎のことしか知りませんでした。船岡のスキー部合宿所で3年間過ごしました。休日になると仙台に出かけてスキー部のメンバーと遊びました。映画もたくさん観ました。都会の楽しさを知りました。そのころの経験がいろいろと役に立っています。友達がたくさんできました。数年前に還暦同窓会をした時に,同期生に会いました。長い間会っていなかったのに,時空を越えたかのように昔に戻り,思い出話で盛り上がりました。
 今はバーチャルの映像を見て経験したかのように思っている人も多いです。私は実体験がすべてだと思います。興味のあることをやってみる、失敗してもよいのです。
 花見会場で焼き鳥のバイトをしました。この経験は私の視野を広くしました。卒業してからも行きました。会期が終わり店じまいをしていたときに「小林,店くれてやっから,やんねぇか?」と親父さんに言われたのには参りました。

 

 

 <事務局から感謝を込めて>

 実体験がすべて。だから熱く語れる。だからうわべの話には無い具体がある。だから話が面白い。自身の生きるための思考の仕方も,折れることのない心のしなやかさも実体験によって創られたもの。同じものを見ていたとしても,見え方が違ってくるほどの視野の広さを持つ。簡単なものではない。如何に濃密な人生を生きてきたかがうかがえる。
何かに取り組むとき,何も行うことをしないままに,終焉を迎えたという話を聞くことがある。ああでもないこうでもないと先々を考えてしまい,思考の中でエンディングを迎える。思考の世界と実体験の世界には乖離がある。何も始まっていないのである。近年AIが台頭してきているが,AIが示す危機的状況を思考の中で大逆転することが出来るのは,藤井聡太二冠くらいでいい。筆者は今,大切なのは,知っている情報をただ並べる力ではなく,実体験を積み重ねることによって,具体的課題に対応していける力を培うことが出来るよう鍛えぬくことなのだと言っている。

 

 

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