更新日:2021/07/20
【第32号メッセージ執筆者】 鈴木 清和 氏 ( 第1期生 仙台支部 )
第1期生須藤典秀氏からのバトンパスです!
宮城県仙台市から全国の同窓生の皆さんへ
「 歳 」
団塊世代の自分は70代となった。東日本大震災を経験し,そして今はコロナ禍での生活である。時々,もう70代だから「今さら」「どうせ」「もう遅い」と思うことがある。通院や薬の世話になっていることもその一因であろう。
でも,人生100年時代が現実となりつつある。あと30年もある。ここは考え方を変えなくてはならないだろう。
自分が夢中になれるものと,夢中になっていたものはなんだったろうか。それらを大切にすることで70代以降の生活が有意義になるのではないか。
① ペット(猫)との生活
② プロ野球観戦
③ 旅行
④ 町内会役員としての仕事
これらを大切にしながら毎日を機嫌よく過ごし,失った若さや体力を数え上げるより今までお世話になった人たちに感謝の気持ちを忘れないで生活したい。
全国の同窓生の皆さんの益々の活躍と母校仙台大学の発展を願いながら,第1回生で72歳の思いを書かせてもらった。
<事務局から感謝を込めて>
この戴いたメッセージは,誰もが向き合っているテーマである。
「生きる」ことは,生きることと向き合うことだとい合われる。このテーマにメッセージを繋ぐには,さらなる修練が必要である。谷川俊太郎は生きているということを詩にしている。
生きる 谷川俊太郎
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと
生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
現在,全国の同窓生の皆さんへ原稿依頼しています。同窓会ホームページへの掲載は,順不同になることもあるかと思いますので,予めご了承下さい。
全国の同窓生からの自由投稿,大歓迎です!お待ちしています!