更新日:2021/09/28
【第49号メッセージ執筆者】 石澤 善明 氏 (第2期生)
宮城県亘理町から全国の同窓生の皆さんへ
「 楽 」
大学を出て,刑務所に勤めた。
塀の中の一日は長い。非常ベルがいつ鳴るか分からない。緊張の連続である。「楽しかったひと時」は記憶にない。
アフターファイブは日々飲み歩いた。安い店,美味しいもののある店,美人のママの店,一人でも集団でも時間を無視して夜の街に時を過ごした。でも,最終的に一人で通い続けた店に,美味しいものはなく,安くもなく,美人のママもいなかった。ただ,老いも若きも男も女も,その場に居合わせた人同士が自然に楽しく会話のできる店であった。
スポーツを続けてきたことも,酒を飲み続けていることも,「楽しさ」を求めてのことであった。
コロナ禍に続く自粛生活の中にも,「楽しさ」を見つけ出し,静かに楽しみたい。
《 止まり木に昨日を語り今日を聞く明日を知りたくボトルキープす 》
サッカー部OB
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