今だからこそ、全国とつながる!SCリレー・メッセージ

第236弾 「誇」

更新日:2024/06/20

【第236号メッセージ執筆者】  佐野 貴永 氏( 第23期生 )

愛媛県八幡浜市から全国の同窓生の皆様へ

 

 記憶に新しいWBC侍ジャパンの活躍。当時小4の長男は巨人好きで、岡本選手を応援していた。侍たちの活躍を楽しんでいた中、1次ラウンド韓国戦の終盤で宇田川投手が登板した。「見てみ。父ちゃんと宇田川、いっしょの大学なんで。」宇田川投手の紹介画面に仙台大の名が映った。「えーっ!父ちゃん野球やってたん?」私は陸上競技部だった。だけど、自分が卒業した大学のことを話せてうれしい気分であった。
 以降も、テレビやSNS等で、ナゼか仙台大の名を目にすることが多い年だった。「父ちゃんの仙台大学も出とる。」と、たまたま見つける度に子どもたちに自慢気だ。仙台大の活躍がとても「誇」らしいのだ。
仙台大での4年間を振り返ると、厳しかった先輩方や頼れる同期・後輩たちとのやり取りの記憶が甦る。体育会系ならではの先輩後輩を軸にした関係は、私のヤワな性格態度を鍛え直し、その厳しさは、私の仲間意識を高めたし、社会に出ても逆境にめげない大人になるよう導いてくれたと思う。僅か4年の関係でも、ここで身についた精神は、31年経った今も仕事に取り組む上での「誇」りなのだ。
 広報誌のお陰で、現役学生たちの部活動での活躍や地域貢献への取り組みも頼もしく思う。私も地元の役に立ちたいと思い、微力ながら補導員や公民館に加わり、子どもたちの見守りや地域行事をお手伝いしている。
 新型コロナが5類移行し、私たちの日常も活発になってきた。そのような中、このリレー・メッセージが私にも巡ってきた。同窓生の皆さん一つひとつのメッセージが、地元で役に立とうと思う私の励みになる。私たちは仙台大で繋がる。もう一つの私の「誇」りだ。
 長男は録画したWBCの特番を何度も見返し、将来は侍ジャパンに入りたいそうだ。憧れは彼を夢の実現に導いてくれる。彼は私の新しい「誇」りだ。

 

 

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