更新日:2022/11/15
【第173号メッセージ執筆者】 佐藤 雅子 氏(第13期生)
宮城県富谷市から全国の同窓生の皆様へ
「 恩 」
大学時代を今振り返ると、今の自分を支えている人達との出会いが、一番の宝のように思える。
何も知らなかった私に、いろいろ優しく教えてくださった個性豊かな先生方。授業だけでなく、研究室、部活動、教職ゼミなど、たくさんの先生方に出会えた。
厳しくも温かい兄や姉のような先輩方。つきあいもなく全く知らない私を、蔵王や実習先に、行き先が一緒ということだけで車に乗せてくれた先輩。道教ということで親切にしてくれた先輩。どんなに心強かったことか。
そして、今でも連絡をとったり、会ったり、私のことを気にかけてくれる同期の人達。一緒に苦しいことを乗り越え、一緒に笑ったり喜んだりした。私を一番成長させてくれた。
教員になってからは、蔵王での合宿に来ていた後輩達の活躍に目を見張った。子どもに寄り添って最高の時間を作りあげ、短い時間なのに別れを惜しんで涙を流す子ども達の姿に、仙台大学の良さが受け継がれていると感じた。胸が熱くなり、後輩達を誇りに思った。
新しくあまり知られていなかった大学が、家族的な温かい校風を今に引き継ぎ、さらに発展しながら進化している。そんな大学を誇りに思う。仙台大学つながりで広がってきた私の人生。人間としての温かい交流の中で、人間とは何かを学べた気がする。退職した今、大学で学んだことをこれからの人達に、交流の中で伝えていきたい。それが私なりの恩返しとなればいいと思う。この原稿を書いている時に、たくさんの出会った恩師、恩人の顔が浮かんできた。感謝の気持ちを伝えたい。本当にありがとうございました。
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